こんにちはコロナビです。
突然ですが皆さんは、さくら水産という居酒屋を知っているでしょうか?
もしかしたら地域によっては存在しないかもしれませんが、とりあえず首都圏には24店舗ほど存在する海鮮居酒屋チェーンのひとつです。(首都圏以外には愛知・大阪にしかなかった)
さて、そんなさくら水産。
コロナ禍になる前の2019年末ごろ、とある決定でニュース欄を賑わせていたことを思い出しました。
それが、『居酒屋・さくら水産、「500円ランチ」一部終了の衝撃』という記事。
これはお金がない私たちブラックにとっても強烈な話だったことです。
それからすぐコロナになり、お金にも苦労した1年でした。色んな事を思い出すと、やっぱり500円ランチは凄かったんだと思います。
ぜひコロナ禍前の1年半前にタイムスリップし、その真相を追っていきたいと思います。
さくら水産のランチとは?
さくら水産は、「テラケン」という会社が経営しているチェーン居酒屋です。
海鮮系の居酒屋として有名で、魚民や庄屋、白木屋といった、“安いと見せかけてお会計すると案外高く付き、不味くて雰囲気も学生ノリで微妙”な場所です。
もし、首都圏在住でさくら水産について知っている方であれば一度は必ず行ったことがあるというくらいメジャーな存在だと思います。
そしてランチタイムは常に賑わっているのが特徴です。
テラケン・さくら水産ホームページを見ると、刺身定食やまぐろ定食、海鮮丼類、唐揚げなどもさまざまな料理が揃っています。
また、ワンコインランチで安さをウリにしている日替わり定食などもあり、近所のサラリーマンや土方さん、学生たちのお腹を満たし続けてきています。
写真を見る限り、マグロがやべえ色をしているので味は一切保証できませんが、海鮮という括りには当てはまっていますし、雰囲気を味わいたい方や腹に何か詰め込みたい方にはおすすめのランチでしょう。
なぜネットニュースになったのか?
さくら水産のことが多少理解できたところで本題です。
まず、さくら水産では2019年10月まで500円の定食をランチで提供していました。
その定食を全35店鋪(当時)のうちの半数がやめてしまう、ということで衝撃が走ったのです。
今の時代ワンコインランチは当たり前と言いながらもやっているところは少なく、ワンコイン系であっても少量の微妙なものばかりが提供されているのが現状です。
しかし、さくら水産は太っ腹。
刺身などのメインのほか、ご飯、味噌汁、玉子食べ放題という超破格のランチ。
これで500円というのは、間違いなく狂っているとしか言いようがありません。
ご飯おかわり、味噌汁飲みまくり、玉子5個でも食べられた日には赤字確定!
当然、日中はお昼をできるだけリーズナブルに済まし、さらにお腹いっぱい満足したいという人たちのオアシスと化しているわけですが、今回その500円ランチが消える…ということは普段使いしている方にしてみれば衝撃的なことだったわけです。
しかし…100円高くなっただけ!?
しかし、ここで注意すべきがさくら水産は500円定食をやめたわけではありません。
例えば、ほかが1,000円近くしてそれだけ数量限定で提供されていた、というのであれば悲しむ気持ちもわかります。それは当然ながらショックですからね。
しかし、この定食が無くなるのではなく、“600円”になっているだけの話なのです。
たかが100円、されど100円…。
確かに、平日毎日通っていたら100円×20日程度になるので、2,000円以上の出費になります。
これは痛い…とはいえ、冷静に考えて月に2,000円も支出を多くできない人生なんだから回数を減らして自前の弁当の日を作るなど工夫した方が良いのではないか、と思ってしまいます。
まぁ、何とも言えないのがリアルなところですよね。
さらに、店鋪によってその対応も違うそうですし、やっている店鋪もまだまだあります。
立地によって当然、家賃もいろいろ違ってくるでしょうし、それに対応したかたちになっているだけ。
ニュースにして大騒ぎするようなことでもない、というのがコロナビ管理人の見解です。
600円でおかわりしまくれば良いだけの話です。
2000円でも貧困層にとっては痛い。
しかし本当にお金に困っているブラックにとって、月2,000円増額は痛いのです。
2,000円ですよ。
この2,000円は、ジャグラーでペカる可能性に賭けたい人が多数だと思います。
そして10日で2割の利息で1万円を借りた時に発生する金利と一緒です。
今まで普通に金利がほとんど無い状態で融資を受けていた人が、翌月から急に2,000円高くなると言われたら確かに驚きますし、ちょっと怒りたい気持ちになるかもしれません。
やはり、さくら水産についても怒るべきだったのかもしれません。
どうでしょうか…皆さんは、この値上げは納得できますか?
値上げというのは今まで自分たちを支えてくれていた人たちの裏切りです。
もちろん、相手にも立場というものがあるでしょうし、継続していくための苦肉の策だったことはよくわかります。
しかし、2,000円か…痛いですね、貧乏人ととってみては。
まあ1年前のお話なので、今は店舗数も減りましたし私もしばらく行っていないので今の状況はわかりません。
なぜこんな国になってしまった
ただ、日々の生活費に苦しんでいるブラックはもちろんですが、お昼ご飯に600円も出せないという国になぜ日本はなってしまったのでしょうか。
節約志向は悪いことではありません。毎日のことですからね。
とはいえ、100円値上がりしたことでこれだけネットニュースで大騒ぎになるわけですから、この国自体のあり方がおかしいとしか言いようがありません。
なぜこんな国になってしまったのでしょうか…。
お金持ちの人たちはなぜ、そこまでしてお金が欲しいのでしょうか。
貧困の格差が著しい国。利権にまみれた日本社会です。
ベーシックインカムなど富の分配がいいかわかりませんが、とりあえずこういったニュースを聞く度に管理人は虚しくなってしまいます。
我々ブラックも、しけたツラして歩かずに前を向いて歩くようにしましょう。
ずっと500円ランチを探し彷徨う生活ですからね。
こんな貧乏じみた生活から早く抜け出して、コロナビでお金を借りても頑張って行きましょう。